Challenge

#03 2021年は震災から10年。
バタしょっと発売ラストイヤー

福島県南相馬市の児童とともに商品開発を行った「バタしょっと」。当時小学6年生だった児童らが成人式を迎える2021年は震災から10年を迎え、「バタしょっと」発売ラストイヤーとなります。

「バタしょっと」ってどんな製品?

2011年の東日本大震災以降、南相馬では多くの人が津波や原発事故の影響から避難生活を余儀なくされました。

岩塚製菓では被災された皆様の希望となりうる子どもたちとともに商品を作ることで、支援にチャレンジ。2012年6月、福島県南相馬市立大甕(おおみか)小学校と太田小学校で当時の6年生を対象に、新しい米菓を作る商品開発授業をスタートしました。

商品づくりは比較的フレーバーを自由に替えられる岩塚製菓の人気アイテム「ふわっと」をベースにして進めました。一緒におせんべいを作りながらアイディアを出し合い、フレーバーは子どもたちの自由なアイディアからバターと醤油で味付けをすることに。ネーミングもみんなで考え、「バター+醤油+ふわっと」から「バタしょっと」となりました。

バターのコクと醤油の香ばしさ、そしてふわっとの独特の食感が楽しめる「バタしょっと」は考案した子どもたちはもちろん、大人が食べても大満足の味わい。発売当初から大変ご好評をいただいています。

パッケージにも思いを込めて

過去には、南相馬市の魅力を伝えるため、パッケージは通常版と南相馬の伝統行事「相馬野馬追」のパッケージの2種類でお届けしました。

パッケージには、成長した子どもたちの姿や故郷への思いなどをプリント。「バタしょっと」をお楽しみいただく皆さんとともに、子どもたちの成長を見守れる仕様となっています。
2021年のパッケージには、開発当時の小学生の写真を採用。開発当時を思い出す懐かしいパッケージになっています。

成人されたみなさんへ

岩塚製菓では企画に携わった皆さまの成人をお祝いし、成人式当日に最後の「バタしょっと」をプレゼントする予定でした。しかし新型コロナウイルス感染拡大防止のために成人式が延期となり、それが叶わなくなってしまったこと大変残念に思います。

しかし、皆さまが無事に成人を迎えられたことを心よりお祝い申し上げます。この度はおめでとうございました。