Challenge
#40
お米づくりのこと
新潟県農業大学校の学生さんが作ったお米で「味しらべ」ができました!

岩塚製菓では、2024年度より新潟県農業大学校の学生さんが環境負荷を低減しつつ多収栽培を目指すプロジェクトで作った米を買い取り、おせんべいとして加工・販売をする産学連携の取り組みを進めています。
2025年度は、稲作経営科の沼尾さんが前年度の反省点を改善しながら育てたお米「ゆきん子舞」を全量買い取り、「味しらべ」に加工しました。
岩塚製菓は、10月下旬に加工した「味しらべ」を学生さんにお届けし、自らの手で作ったお米が「原料として加工され消費者に届く過程を」実感してもらいました。
▽ 2025年の田植えの様子
日本の米づくりを守り、未来につないでいくために。新潟県農業大学校との挑戦が2025年もスタート
https://www.iwatsuka.jp/quality/challenge/vol34/
▽ 2025年の田植えの様子
一等米で目標達成!2年目の新潟県農業大学校共同プロジェクト
https://www.iwatsuka.jp/quality/challenge/vol38/
納品されたお米は「味しらべ」に変身!


学生さんが育てた稲は8月28日に収穫をした後、乾燥・調製をして10月下旬に岩塚製菓に納入されました。納品された玄米は全部で2990㎏。前年度に比べ590㎏増加し、目標とする600㎏/10a以上を達成することができました。お米は検査を経て、洗米され、おせんべいに加工され出荷されます。
今回、学生さんが育てた「ゆきん子舞」はすべて「味しらべ」となりました。1978年の発売以来変わらぬおいしさで愛される岩塚製菓のロングセラー商品に変身です。
「よい原材料」だから、美味しいおせんべいができた

出来上がった「味しらべ」は通常の商品と同じように工場から出荷・販売したほか、一部はお米を作ってくれた学生さんの元へお届けしました。
岩塚製菓は「農産物の加工品は、原料よりよいものはできない。だからよい原料を使用しなくてはならない。ただし、よい原料からまずい加工品もできる。だから加工技術はしっかり身につけなければならない。いくら加工技術を身につけても、悪い原料から良いものはできない。」という創業者の言葉を大切におせんべいの製造を続けています。
今回、学生さんによってつくられたお米は、全量一等米でした。岩塚製菓では大切に作られたお米を、確かな技術で加工し、美味しいおせんべいに加工しました。
実習の中で、このような猛暑の中にあっても、高品質なお米を作っていただけたことに感謝と敬意を表し、製造した「味しらべ」を学生さんに直接お届けしました。おせんべいの贈呈式を行い、自らの手で育てたお米がおせんべいになった味を堪能していただきました。
これからも、良質なお米で美味しいおせんべいを作り、お届けしていくために――。岩塚製菓は未来の農業を支える人材育成を支援し、ともに成長していきます。