Challenge

#33
お米づくりのこと

日本の米づくりを守り、未来につないでいくために。
新潟県農業大学校との挑戦が2025年もスタート

日本のお米を100%使用することにこだわる岩塚製菓では、原材料となる美味しいお米の生産を守り続けていくために、2024年度より新潟県農業大学校と提携してプロジェクトに取り組んでいます。

このプロジェクトは新潟県農業大学校の学生さんと共同し、環境に配慮した「ゆきん子舞(うるち米)」の多収栽培を目指します。この実証栽培で収穫したお米は岩塚製菓で原料米として買い取ります。

ここでは、2025年度の田植えの様子をレポートします。

昨年を上回る収量を目指す

2025年4月28日に田植えを実施。田植え前は雨天が続き、予定通りに作業が進まなかったりと、天候にはやや振り回されましたが当日は好天に恵まれました。

2025年度の実証圃場を担当することになったのは、2年生の沼尾さん。他の学生さんと力をあわせ、田植えに臨みました。

沼尾さんは「昨年このプロジェクトに挑戦した先輩は、環境負荷低減のため、中干し期間の延長や、鶏糞を使った農法などに果敢に取り組みました。今年はそれによって得られた知見をもとに、まずは目標の収量を目指したいと思います」と意気込みを語ってくれました。

具体的には10a(アール)あたり10俵(600㎏)以上の収穫を目指します。農機の操縦が苦手で運転には苦労していると言いつつも、「岩塚製菓の工場見学へ行って、美味しいおせんべいを作るためには美味しいお米が必要なのだと知りました。美味しいおせんべいのために質の高いお米を作れるように頑張りたいです。」と笑顔を見せてくれました。

学生さんと岩塚製菓の双方に大きなメリット

岩塚製菓とともにプロジェクトを牽引している新潟県農業大学校の渡部校長は、今回のプロジェクトの意義について「学生たちは大学校で生産の方法について学んでいます。一生懸命育てた作物が、企業や消費者のニーズに合わせてどのように製品化されていくのか実体験を通じて学べるとても良い機会です」とコメント。岩塚製菓常務の小林は「米不足が社会問題となっている昨今、美味しいお米を安定的に生産していただくことがとても重要になっています。少しでも多くのお米を作っていただければと思います」と期待を寄せました。

昨今お米の話題が大きく取り上げられる社会情勢の中、農業県である新潟のメディアからも注目を集めており、田植え当日は新聞社4社、テレビ局4社、Webニュース配信企業1社からの取材を受けました。

新潟県農業大学校の学生さんの頑張りとともに、岩塚製菓はこれからも、地域や日本の農業とともに持続可能な発展を目指し、さまざまな挑戦を続けていきます。ぜひ応援してください。