Challenge

#34
米菓づくりのこと

パパ・ママの職場へいらっしゃい。
工場でファミリーデイを開催

2025年5月10日(土)、岩塚製菓はファミリーデイを実施しました。ファミリーデイには社員の配偶者や子どもが参加。5家族19名が工場見学やおせんべいの味付け体験を楽しみました。

家族と一緒に成長する岩塚製菓

ファミリーデイは総務課が主催。企画した小林総務課長は「岩塚製菓は2代、3代で働く社員が少なくありません。新たな世代が会社のことを知り、岩塚製菓のことを好きになって、将来は仲間に加わってくれたらうれしいです」と話します。

また、地域の暮らしや歴史に会社が大きく寄与していることを知ってもらい、家族が働く会社に誇りを感じてもらうこともファミリーデイの狙いです。

「岩塚の黒豆せんべい」の1日あたりの製造量はどのくらい?
座学は驚きの連続

ファミリーデイはまず、会社のことを家族の皆さんに知ってもらうことからスタート。岩塚製菓やおせんべいにまつわるクイズで知識を深めてもらいました。クイズでは創業の年や工場の広さ、おせんべいの製造にかかる日数や「岩塚の黒豆せんべい」の生産量などを、身近なものに例えながらわかりやすく解説。「岩塚の黒豆せんべい」の1日あたりの生産量は積み上げると富士山2つ分になることや、岩塚グループの商品は300種もあることを説明すると驚きの声があがっていました。

「お餅が見えたよ!」生地製造の工程を廊下から見学

飯塚工場では見学通路からおせんべいの生地ができるところを見学。真っ白なお団子がベルトコンベアで運ばれていく様子を夢中で見ていました。

「お餅が見えた!」
参加した子どもたちは、日頃はなかなか見ることのできない工場の様子を眺め、楽しそうに見学の報告をしてくれました。

見学時には、成形前後の生地のサンプルを用意。実際に生地を手で触り、その感触を確かめてもらいました。匂いを嗅いだり、指でつついたり、五感でお米の加工工程を学びます。

工場で働く社員も、子どもたちの見学を歓迎。ラインの合間から手を振っていました。

焼成過程を近くから見てみよう!

その後はバスに乗って、焼き上げから包装し出荷までを行う沢下条工場へ移動。実際に、工場の中に入って製造工程を間近で見学しました。

工場に入るときには、大人も子どもも衛生を保持するための衣服を着用します。大人は社員と同じような作業着、子どもはつなぎを着て、見学の準備をしました。

異物混入を防ぐため、帽子やマスクもきっちりと着用します。

丁寧な手洗いや、エアダスター等による塵の除去を行ってから、いざ工場へ。

工場では事故を防ぐため、見学者も決められたゾーンだけを歩きます。

工場には安全を守るためのたくさんのルールがあることを学びました。

おせんべいは焼き上げ前に時間をかけて乾燥させます。焼かれる前の生地を触って、その固さを確かめてみました。

高温の焼き釜でおせんべいが焼き上げられる工程を見学。小さかった生地が、一気に見慣れたおせんべいに近づきました。

出来立て熱々のおせんべいを試食してみます。お米の柔らかい香りが口いっぱいに広がりました。

袋詰・箱詰の工程は特にオートメーション化が進んでおり、たくさんのマシンが稼働する様子を見ることができました。
「パッケージされていく様子が面白かった」「たくさんのおせんべいができるところを見られた!」と参加したファミリーは大興奮でした。

おせんべいの味付け体験をしてみよう!

工場見学を終えると、今度はおせんべいを味や香りで楽しむ番です。

「味しらべ」の味つけ体験では、味付け前の味しらべに、砂糖醤油やシュガーバター、のりしお、ピザ、チーズといったシーズニングで調味を体験。「どんな味が合いそうかな」と話し合いながらおせんべいに味つけをしました。なかには、シーズニングをミックスしてオリジナルのフレーバーを生み出す子も……。思い思いの味付けを楽しみました。

炙りたてのおかきも試食してもらいました。既製のおかきは、炙ってみると醤油の香ばしい香りがより広がり、風味豊かな味わいに。新たな美味しさを知ってもらいました。

また、グループの商品のことも知ってもらうためのブースも設置。岩塚グループが多様なお菓子を手掛けていることを紹介しました。

ファミリーデイに参加した親子からは「美味しかった」「楽しかった」「子どもに職場を見せられてよかった」といった声があがり、大充実のイベントとなりました。

原材料にこだわり、衛生や安全を確保しながら、加工技術を磨き続けている岩塚製菓は、自信を持って会社の内側を家族に見せることができます。社員やその家族、そしてお客様との関係を築き、これからも家族に自信を持って食べさせられる品質のものだけを、皆様の元へとお届けしていきます。